行政とボランティアと議員による交流会が開催されました!

2014年2月23日、

かねてから皆で準備を進めてきた新年会が開催されました。
ただの新年会ではありません。

県 × 市 × ボランティア × 議員

総勢40名余りによる、岡山の犬猫殺処分数削減&安楽死への移行に向けての、
キックオフ集会のような素敵な会になりました!

今回の集会の何が一番すごいかと言うと
岡山の動物行政を司る3つの行政うち、

「岡山県動物愛護センター」と「岡山市保健所」

という2つの行政が同席してくださった事です。

これまでは、「岡山県」と、政令指定都市「岡山市」は、
管轄が違うため「別世界」とされてきました。
オブザーバーとしてではなく、当事者として両者がこのように、
ボランティアとも顔をつき合わせて交流してくださったのは、「岡山初」のことではないでしょうか。
 
 

参加者と内容 ━━━━━━━━━━━

(順不同で失礼します)
<行政から>
岡山県動物愛護センター 天野課長
岡山市保健所 永山所長

<議員さん>
岡山県議会 山田総一郎議員
岡山県議会 若井たつ子議員
岡山市議会 松田やすよし議員
岡山市議会 中原淑子議員
倉敷市議会 新垣敦子議員

<ボランティア>
スマイルプロジェクト
幸せの架橋 in 岡山
わんこレスキュー
NPO法人 犬猫愛護会 わんぱーく
and more・・・

1 開会あいさつ
2 山田議員よりご挨拶
3 団体紹介 わんぱーく、幸せの架橋、わんこレスキュー
4 岡山県動物愛護センター 天野課長よりご感想
5 各チームよりお世話になっている方々へ感謝状贈呈
5 団体紹介 タグファーツ、スマイルプロジェクト
6 意見交換会
7 岡山市保健所 永山所長よりご挨拶
8 出席議員の皆さんよりご挨拶
9 閉会

参加費 1000円
お菓子と飲み物代を引いたお金は、
愛護センターへ犬の防寒対策のために
バスマットを寄付、それから譲渡会のチラシ印刷費用に使用します。
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団体紹介では各団体のプロモーションムービーを参加者の皆様に観

ていただきました。

(上映順に)
◆わんぱーく
テーマ:殺処分の現状とシェルター活動
2011年放映 西日本放送news everyより

◆幸せの架橋 in 岡山
テーマ:子供への動物愛護教育
「~未来に咲かせる花~」

◆わんこレスキュー
テーマ:適切な飼育環境、丁寧な譲渡
「~幸せのための譲渡~」

◆タグファーツ
テーマ:ドッグライフを楽しむ
「ドッグトレーナー長尾毅 ~トレーニングをすればお利口に!~」

◆スマイルプロジェクト
テーマ:多様なボランティアの形
「~犬と人を愛するあなたを応援!~」

おいしいお菓子や、かわいい目次カードや
受付の準備、来賓の方との調整、感謝状、

プロモムービーなどなど・・・

この日のために各チームのボランティアが、
いそがしい日常の合間を縫って準備を進めてきた事が実り
こうして当日を迎えることができて、感無量です。

わんぱーくはプロモーションムービー制作を担当させていただきました。
制作を通して、わんぱーくだけでなく、他のチームの皆さんの、
活動への想いを知ることができる貴重な体験をさせていただきました。

意見交換会 ━━━━━━━━━━━━━━

意見交換会では安楽死への移行について、

アニマルポリスについて、などを話しました。

◆アニマルポリスについて

<わんぱーく 茶本代表>
2014年1月6日より開始された兵庫県のアニマルポリスホットラインに倣い、岡山でも導入検討を。
兵庫の例では、悪徳商法ホットライン(生活経済課)の担当3人があらたに動物の事を勉強して運営しているそうで、特別な予算組がなくとも、現場のやる気次第で実現可能なことを示している。
また、実現には議員の後押しがあったそうなので、岡山でも議員の先生方に後押しをお願いしたい。
兵庫ではその窓口に、1日に10件ほどの電話がある。

<山田議員>
県議会での質問では、アニマルポリスについても質問したが、答弁では、動物虐待の通報窓口は岡山県動物愛護センターや地区の警察署となっていること、現状ではその「窓口の周知に努める」とだけ回答があった。(近々、議事録が公開されるのでチェックしてほしい)

現状ではアニマルポリスというところまで至らない。
兵庫県の例を受け、岡山ではどこの課が担当できる可能性があるか調べたい。

(議会質問の関連記事)

◆安楽死について

<岡山市保健所、永山さん>
岡山の3行政同意のもと、安楽死への移行を検討している。
他県への視察なども今後していく。
今の処分方法のままではだめだと思っている。

<若井議員> 
吸入麻酔剤「セボフルラン」の導入について。
議会での質問において、保健福祉部長より「処分数減れば、方法を変えることができる」との答弁。

 

◆その他の意見交換 & 会の進行中に話題にのぼった事など

<スマイルプロジェクト 清水代表(主催)>
岡山県動物愛護推進計画へのパブリックコメントについて、今回2300件余り(300人余り)の意見が集まり、関心の高さを表している。

昨今では犬猫だけでなく、イノシシやシカなど害獣問題のこともあり、同じ命、動物と人との共生を考えていく必要がある。

<岡山県動物愛護センター 天野さん>
2013年9月法改正以降の引取り数減少の実績について。

【2013年】
9月  犬=2 猫=0
10月 犬=0 猫=1
11月 犬=5 猫=8
12月 犬=1 猫=11

【2014年】
1月 犬=0 猫=0

このようにかなり減少している。1度目の持込みは完全に拒否。
(そのぶん放浪犬の収容が増えているのではという意見に対し)⇒放浪収容犬も減少している。
リピーターへの指導も、現地に赴いたりと強化している。(これは2013年9月以前からやっている)

 

収容施設の環境について、犬の防寒対策として寄付のバスマット(浴室マット)を取り入れている。

<岡山市保健所 永山さん>
人とペットの共生について、多頭飼育崩壊の案件などがあり、犬猫の事に関わる時に

同時に人間の心の問題にも関わっている事を実感している。
これからは、そういった事にも目を向けていく必要性を感じている。
地域猫に関して、賛否両論あるが現時点で最善の方法。地域住民の理解を促したい。

<水内トレーナー>
遺棄や、放浪犬など、保護犬の理由は、しつけができていないことによる人間との共生失敗や、逃走である。

逃走した犬については、飼い主は「犬だから帰ってくる」と思っている事が多いが、大間違い。
室内飼いで散歩しなかったり、外に繋ぎっぱなしのような飼い方では、犬は自分の家の場所を認識できていない。
飼い主さんにお願いしたいのは、毎日散歩に連れていき、家の周りをくまなく歩いて、犬に自分の家の場所を覚えさせること。

<中原議員>
ボランティアの皆さんの熱意がとても伝わってくる。
岡山天然記念物アユモドキの保護について、農家との対話をとおして相互理解に至る経験をした。
動物愛護についても対話によって、色々な立場の人でも理解が深まるものと思う。

<松田議員>
震災対策について。
岡山市内の避難所に食糧を備蓄しているが、そこにペットフードが入っていないので入れるように働きかけたい
岡山市民60万人、流動人口(市外から働きに来ている人など)合わせると160万人もいる。
どこで被災するかわからない状況なので、ペットの置き場については避難所ごとにその場に集まった人たちでルールを決める必要がある。

<新垣議員>
2月5日に倉敷市で動物愛護推進会議が行われ、出席した。
(議員・ボランティア・倉敷市保健所が出席)
実は犬は苦手だが、保健福祉部を担当しているので、これからも頑張っていきたい。

このあと若井先生に閉会のお言葉をいただき、最後にみんなで起立!三三七拍子で締めくくりとなりました。

会が終了したあとも、参加者の皆さんで立ち話でわいわい盛り上がり、愛護センターの天野さん、保健所の永山さんをはじめ、議員の先生方も残ってお話を聞いてくださったり、みなさんとてもフレンドリーで活気のある会場でした。

今回特に印象的だったのは、岡山市保健所の永山さんの

動物愛護にかける熱意がうかがえるスピーチ。

冷静な語り口調でいらっしゃいますが、確かなご意志のようなものを感じることができました。

岡山県動物愛護センターの天野さんも、たくさん資料を持ってきてくださり

熱心に説明してくださいました。

 

こんな良い会ができたのは、主催のスマイルプロジェクトさんをはじめ、
岡山で活躍する各チームのボランティアの皆さんの連携のたまものです。

 
わんぱーくは今後も啓発活動に参加していきます。